ひかり拓本 (総合 41603位)
価格 : 800円
App Store 評価 :
3.4 (評価数 : 5)
カテゴリー | マルチメディア (アプリケーション) |
バージョン | 1.0.2 |
App Store 更新日 | 2023/06/25 |
開発者 | National Institutes for Cultural Heritage |
対応機種 | iPhone(iOS 14.0以降)、iPod touch(iOS 14.0以降)、Mac(macOS 11.0以降とApple M1以降のチップを搭載したMac)、Apple Vision(visionOS 1.0以降) |
対応言語 | 日本語 |
サイズ | 87MB |
情報取得日 | 2024/11/29 |
|
|
(評価数)
10
-
-
-
-
5
-
-
-
-
0
評価数(左、棒グラフ)、総合順位(右、折れ線グラフ)
5
5
5
5
5
5
5
5
5
5
5
5
5
5
5
5
5
5
5
5
11/20
11/21
11/22
11/23
11/24
11/25
11/26
11/27
11/28
11/29
(順位)
41.4K
-
-
-
-
41,550
-
-
-
-
41.7K
|
※画像をクリックすると拡大します。
概要
拓本とは、紙を石造物に貼り、その上から墨を乗せて文字や文様を写し取る伝統的な手法のことです。「ひかり拓本」は、紙の代わりにカメラを、墨の代わりに光と影を用いて、石に刻まれた文字や文様を写し取るアプリです。
作成所要時間は、合成する画像1枚につき10秒程度で、5~10分もあれば撮影と作成を完遂できるので、撮影してすぐに結果を見ることができます。
【主な機能】
① 拓本作成
・カメラで撮影して拓本画像を作成
・すでに撮影してある画像を使用して拓本画像を作成
② 拓本履歴管理
・拓本画像の保存と撮影日・拓本作成日・タイトル・フリーテキストでの抽出・ソート
・スマートフォンのGPSを利用し地理院地図上に表示
【拓本作成簡易マニュアル】
拓本作成方法1(カメラ撮影)
① スマートフォンを撮影対象に向けて三脚などに固定
② アプリを起動
③ 「撮影の方法」・「拓本設定」を指定
④ 影のない1枚目(背景画像)を撮影
⑤ 斜めに光を当てつつ2枚目以降(斜光画像)を撮影
⑥ 拓本開始
⑦ 拓本完成
⑧ 仕上がりの確認
⑨ 影が足りなければ④~⑧を繰り返して影を追加
⑩ 不要な影が撮れたら一つ戻って④~⑧の繰り返し
⑪ 問題なければタイトルなどを入力して保存
拓本作成方法2(画像選択)
① アプリを起動
② 影のない画像(背景画像)を1枚選択
③ 斜めに光をあてた画像(斜光画像)を複数枚選択
④ 拓本の設定を指定
(注)②~④は順不同
⑤ 各斜光画像に部分追加・分部削除を指定(必要であれば)
⑥ 拓本開始
【ひかり拓本アプリご利用にあたってのご注意】
・ひかり拓本は斜めにあてた光(斜光)でできた影だけを抽出する画像処理技術であり、ひかり拓本アプリ(以下、本アプリ)には、AIなどを使用した文字認識技術やOCR機能はありません。
・本アプリの使用にあたり、影を作るため懐中電灯などの光源が別途必要です。
・懐中電灯などで影を作って撮影すると、日光など他の強い光が当たっている場合は、その光を遮るなどの工夫が必要です。
・本アプリで作成した拓本画像は、撮影対象の三次元形状を正確に表現したものではありません。対象表面の状態はユーザーご自身でご確認ください。
・本アプリの目的は、斜光によってできた影だけを抽出・合成することで碑文の視認度を向上させることであり、失われた字形を復元することはできません。
・上記のOCR機能や字形の復元など、未達成の課題には今後挑戦していく予定です。
・本アプリは撮影時にBluetoothのリモコンでの撮影が可能です。音量ボタンをシャッターボタンとして認識しています。
・位置情報を使用するメッセージも表示されますが、拓本画像に位置情報を埋め込み、地図上(地理院地図)で表示するために使用するためのものです。
【問題が発生したら】
・カメラの起動に時間がかかる場合があります。その場合は、一度アプリを再起動するか、撮影画面上の1・2などの数字をタップして別のカメラに切り替えると起動する場合があります。
レビュー
- ストレージの空きや画像サイズに注意し模索 他で撮った写真を元画像とする(写真アルバムから選ぶ)やり方で使いました。
用途はざらざらした石塔の細い文字の読み取り。このような調査は素人です。
iPhone 12 mini iOS 17.5.1、及びiPhone SE第二世代で試用。
・何枚もの画像をモノクロ化し合成して暗い部分を取り出すのを肩代わりしてくれるのはうれしい。自分でやるのは大変。
・結果は白とグレーで、少し読みやすいかな?くらいになっています。別の画像ソフトで強調すると読みやすくなる。(なおツルツルの墓石に彫られたものや大きい文字なら見やすい)
・元にする画像が4000x6000pixelだとびっくりするほど遅い。1920x2880であれば、1拓本あたり(元にする画像12枚で)1分半程度で処理。
・どの設定が何に影響するのか、結果を見ないと分からず結構試行錯誤も必要。
・他のレビューにあるカメラロールへの取り込み方は、拓本一覧から拓本を選び、「以前の画像処理写真」→「拓本」→「取り込み」ボタンで出来ます。
私もマニュアルの中で探してわかりました。ボタンの名前が「カメラロールに保存」などであればわかりやすかった。
微妙なところ
・元にする画像を選択した後クラッシュすることがありました。こうなると何度やってもできず、iPhone再起動でも直りません。(この印象が悪かったので星3つにしました)
たまたま拓本の「取り込み」で空き容量を確認しろとメッセージが出たのでもしやと思い空き容量を増やしたら安定しました。
ちなみにストレージ空き容量は7GBありましたが、保存する画像のサイズはたかだか数MBから20MBなので、保存先が足りないとは考えづらい。仮想メモリ用に空きストレージを沢山使うのかも。
・拓本を削除するときに「ディレクトリを削除しますか」とメッセージが出ます。これは何が消えるんでしょうか。
拓本と拓本前の画像をすべて削除しますか等がよいのではないか。
・拓本開始ボタンが押した瞬間に反転するなどの反応をしないので動いたかどうかわかりません。(が何秒かすると処理が始まります。動いてたんかい)
・処理中のクルクルが、くるくる、ピタ………、くる、ピタ…のような動きで、画像が大きいと止まってないか心配になります。処理経過の出し方を工夫してほしい。
あるといいと思うもの:
・シチュエーションで書かれたおすすめパラメータなどあるといい。
「影の太さ」は細い文字の時太い影を無視する時に使うのだとマニュアルに書いてありますが、それは影の太さという言葉からは想像しづらい。
読みたいものが細い←→太い、表面なめらか←→でこぼこ、凸を読む←→凹を読む、素材が黒い←→白い といった場合の設定があってそこから微調整できれば拓本作成の試行回数が減る。
・合成結果の表示だけでなく、例えばAIに判断させて、漢字があるとわかっているならば漢字の輪郭らしきものをサーバ上のAIに判断させて強調するとか、彫られていると思う所を塗るとか、ありそうな用途でのその後のアシストがあると良いと思う。
- 期待しています AndroidとiOS両方で使用しています。iOSはXRで使用しています。Android版は使用しているスマホと相性が悪いのか保存が出来ませんでした。iOSは保存まで出来ました。保存がカメラロールでないため取り出し方がわかりませんでした。取り出し方の公開かカメラロールに保存できれば便利になります。拓本作成時の画像がカメラロールからしか選べないので、Android版はGoogleドライブに保存してあるものが選択できて便利だったのでiOS版も同様になることを希望します。iOSの制約があるのかな。今後の改善を期待します。
- 作業の短縮ができて助かる iPhone14proです。
従来拓本で行っていたものがかなり時短になるので助かります。
ただBluetoothのリモコンによるシャッターが何故か切れず、iPhoneの音量ボタンを直接押してもシャッターが切れずに音量上がるだけです。
ただiPhoneのカメラでは切れるので、写真だけ撮って後で合成をしています。
設定なども特にいじってはおらず、ダウンロードして初めて使用する1回目だけは切れたので、謎です。
一覧に戻る ※タイトルロゴをクリックしても戻れます。