GARAGE ガラージュ (総合 5072位)
価格 : 700円
App Store 評価 :
4.8 (評価数 : 434)
カテゴリー | 脱出ゲーム (ゲーム) |
バージョン | 1.1.261 |
App Store 更新日 | 2024/09/10 |
開発者 | Tomomi Sakuba |
対応機種 | iPhone(iOS 12.0以降)、iPod touch(iOS 12.0以降)、Apple Vision(visionOS 1.0以降) |
対応言語 | |
サイズ | 229.8MB |
情報取得日 | 2024/11/22 |
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(評価数)
440
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評価数(左、棒グラフ)、総合順位(右、折れ線グラフ)
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(順位)
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概要
GARAGE ガラージュ
リマスター完全版
幻のアドベンチャーゲーム、奇ゲー「ガラージュ」モバイル版。
「ガラージュ」この奇妙な装置は被験者の深層意識に働きかけ奇怪な暗闇の世界を作り出すのだと言われている。
主人公が放り込まれたのは、崩れそうな木造建築物と 錆びた金属とあらゆる場所が汚水で満たされた閉ざされた空間であった。
そして自分自身の体も機械とも生物ともつかないものに変わり果てているのを発見する。
複雑な構造の迷路のようなこの世界を主人公は彷徨う。
この世界の出口を求めて―。
1999年にPC用アドベンチャーゲームとして販売された「ガラージュ - Garage: Bad Dream Adventure」。精神治療装置にかけられた被験者が自らの精神世界に入り、生体機械として異形の姿になった主人公がその世界からの脱出を目指すゲームです。その特異な世界観から3大歪みゲー、3大奇ゲーの一つと呼ばれたりしています。
基本システムは謎解きを主体とした探索系アドベンチャーゲームですが、身体改造によるプレイヤーの成長要素や、奥の深い釣りシステムなどもあり、RPG的な要素も多分に含まれています。またシナリオは世界を脱出する意味と世界に留まることの意味の両義性を問う作りになっています。
ガラージュは緻密な世界観設定もその特長の一つです。エネルギー循環、生態系、世界の成り立ち、それらが緊密に絡み合い、ゲームシステムにも反映されることで、濃密な異世界の手触りを実現しています。ホラーゲームや鬱ゲームではないにも関わらず、全編に漂う独自の違和感や不安感はこれらの設定とシステムが生み出すものです。
このモバイルリマスター版では、ほぼすべての画像のレタッチや加筆修正、AIフレーム補間による動画の修正、ユーザーインターフェイスやゲームバランスの改良、そして新たなチャプターやサブクエスト、マルチエンディングも用意されています。
レビュー
- 買うだけで得してます!!!!!! 20万円のゲームが600円で遊べるので19万9400円お得です!!!!!!
- 心のモヤモヤを丁寧に言語化してくれるゲーム おすすめかどうかを一言で表すと「レビュータイトルに興味を持つなら買い」です。
精神治療装置というフィルターを通じて、ある被験者が過去の出来事と感情に整理をつける様を追体験するゲーム。
小難しい言葉が飛び交うこともありますが、すべての登場人物はキャラクター性が非常にはっきりしており、読み進めればなんとなくわかるようになっています。
過去や感情をそのまま擬人化した登場人物たちが、被験者にとってどのような存在だったのか…プレイを重ねるほどに考えさせられます。
とはいえ重苦しい展開全振りではなく、読後感は意外とスッキリしていたり。
息抜きにほっこりするようなイベントや中毒性抜群のミニゲームも用意されています。蛙釣り楽しい。
興味を持っていただいた人へ…これだけは覚えておいたほうがいいです。
・実はオートセーブ機能付いてます! セーブせずにアプリ閉じたりタイトル戻ったりしても、コンティニューで直前の状態から再開できます。自室に戻されますが。 ただ手動セーブも別途取っといたほうがいいです。
・設定の左下にある項目2つにチェック入れるとより原作に近くなります。原作を愛する人はぜひ。
- バックラッシュにご注意ください 性にまつわるメタファーたっっぷりの作品です。
それらは身体的な意味合いだけに留まりません。雄と雌の違い、そして違いから生み出された強者/弱者間での搾取まで描かれます。
世界観の末端にまで染み込んだ価値観ですので、性描写やバックラッシュの恐れがある場合には絶対的にオススメ出来ないと感じました。
一方で、この作品を形作る言葉たちは、ひとりの人間の中で練り上げられた「ワタクシの哲学」としての重みがあり、正に奇ゲーという二つ名がぴったりでしょう。
奇怪なキャラクターデザインや、ストリーテリングは唯一無二ですし、長い間、多くのゲーマーの噂であったことも頷けます。
以上、こういった視点のレビューは上位にあがらないと思いますので、声をあげるに至りました。
現代に蘇ったからこそ、メタファーだからといって無責任な描写に触れずに販売することはフェアか否か、ご一考いただきたいものです。
注意書き一つで損なわれるヤワな世界観ではありませんし、間口が広いからこそ、入り口で一言添えるくらいのことはして欲しい。興味を持っている人に、より多く、そして正しく届くことを願っております。
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